市民の殺害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:24 UTC 版)
「ラシュヴァ渓谷の民族浄化」の記事における「市民の殺害」の解説
男性のほとんどは至近距離から銃殺されている。多数の男性が一か所に集められてクロアチア人兵士によって殺害された。さらに20人程度の市民がドニ・アフミチ(Donji Ahmići)で殺害されている。逃げ惑う市民たちは主要道路に出るまでに平原を抜けなければならず、この平原にて12人程度が狙撃され死亡した。軍事専門家によってこれらの市民は狙撃手により狙撃されたものと結論付けられた。その他の遺体は家屋から見つかっているが、激しく炭化しており身元の特定が困難であった。彼らは状況から生きたまま焼かれたものと推測される。殺害された中には多数の女性や子どももいた。 欧州共同体監視団(英語版)の監視員が子どもの遺体を見たときの状況について、見つかった場所からは生きながら焼かれて苦しんだだろうとして、次のように話している:「多数の家屋が恐ろしい現場と化していた。その恐ろしさは、ただ遺体があるだけでなく、それらが生きたまま焼かれたものであること、一部は明らかに火炎放射器で焼かれて炭化したものであること、そしてそうした遺体が多数あることゆえだ。」欧州共同体監視団の報告によると、少なくとも103名がアフミチへのこの攻撃によって殺害された。
※この「市民の殺害」の解説は、「ラシュヴァ渓谷の民族浄化」の解説の一部です。
「市民の殺害」を含む「ラシュヴァ渓谷の民族浄化」の記事については、「ラシュヴァ渓谷の民族浄化」の概要を参照ください。
- 市民の殺害のページへのリンク