己・己れ(おのれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:40 UTC 版)
「日本語の一人称代名詞」の記事における「己・己れ(おのれ)」の解説
「おの」を元にする「自身」をさす反照代名詞であったものを一人称や二人称に用いた。文献にはすでに万葉集などから見られる語であり、平安時代以降に人称代名詞として広まる。二人称では場合によって相手を卑下する意をもった使い方をするが、一人称でもそれと同じく自らを見下げた謙譲の意を含む場合がある。己れ、己ら。古典となる伝記から近世文学など多くのなかで使われているため、全国的には文語として知られているが、近畿地方をはじめ関西の周辺地方では口語として用いられる。
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