山鹿流の伝系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 02:35 UTC 版)
素行の兵学直門は140名くらい。直系、血縁者で山鹿流を受け継いだのは、津軽藩の山鹿嫡流と女系二家、平戸藩の山鹿傍系と庶流男系の両氏である。 素行の兵学を講受した諸大名・旗本には、津軽信政 、津軽信寿 、津軽政兕、戸田忠真 、松浦鎮信 、松浦長祐 、大村守純 、稲垣重昭 、小笠原長祐 、小笠原長重 、本多忠真らがいる。素行日記・年譜に吉良義央の名がよく登場する。吉良氏秘伝の『吉良懐中抄』が山鹿素行によって書写されて、山鹿高基が仕えた松浦家に継承され令和の御代まで現存している。 筑後国柳川藩でも山鹿流兵法師範がおり、文久年間に柳川藩士卒が山鹿流に編成された。加賀藩では、甲州流兵学者・関屋政春(有沢永貞の伯父)が素行に山鹿流を学んだことで広がった(加賀有沢流)。
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