屋根裏部屋としてのロフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:14 UTC 版)
屋根の直下にある部屋や階は、寒暖の差があるため居住には使われず、めったに使わない物を置く倉庫として使われる。またこうした屋根裏や最上階が特殊な用途のために使われることもある。例えば教会の中の「クワイア・ロフト」(choir loft)と呼ばれる聖歌隊席や、オルガンを置くための「オルガン・ロフト」(organ loft)、一般住宅の「スリーピング・ロフト」(sleeping loft)と呼ばれる屋根裏の寝室、冬の間に独りで集中して作業する工芸品など工作の職人などはその一例である。 こうした物置などとしてのロフトは、「屋根裏部屋」のおおざっぱな同義語としても使われる。屋根裏とロフトの違いは、屋根裏は建物の一つの階全体に広がるのに対し、ロフトは建物の一室または少数の部屋の上にあり、物の上げ下ろしのために床の一方向または多方向が途切れており、下の部屋からの吹き抜けになっていることにある。納屋の屋根裏にある「ヘイ・ロフト」(hayloft)は、一年分の干し草を積んでおくために下の階の部屋より広く取っていることもある。
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