小幡氏の分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 01:21 UTC 版)
『上野国小幡氏の研究』の記述による。ただし上述の小幡一族の分布は除く。 東京都区部と大阪府市内を比べた結果、小幡姓は東日本に多いという。狭い地域に最も密集して小幡姓が分布するのは岡山市で、鳥取県八頭郡から来住したと伝える。分布集団としては、新潟県長岡市が最も多く、次いで同県南魚沼市のグループが続き、3番目に富山県滑川市・砺波市の集団がくる。続いて茨城県笠間市近在に分布する集団、千葉県富津市近郊の集団となっている。 南魚沼郡のグループには甲州小幡氏の虎昌末裔とする家もあるが、虎昌が越後に居た時期は短く疑わしい。(※信秀の子孫について、頸城に難を避け更に魚沼郡・古志郡に移転し散在する)とある。他にも甲州小幡氏の子孫と称する家は多く、山梨県に多いが兵庫県や鹿児島県にも存在する。一方、茨城県のグループには常陸の小幡氏の子孫の可能性があるという。 分布は少ないが、薩摩藩・仙台藩家臣のそれぞれ末裔と伝える小幡氏や、熊本県天草の小幡氏。大内氏旧臣という岩国小幡氏も存在する。愛知県松平郷出身とする家もある。また群馬県太田市にも小集団があるが、この小幡氏は新田氏一族および常陸の小幡氏と関係があると伝わっている。
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