小さくない書き込みでの負の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/27 00:39 UTC 版)
「Nagleアルゴリズム」の記事における「小さくない書き込みでの負の影響」の解説
このアルゴリズムはいかなるサイズの書き込みにも適用される。もし、1回の書き込みでのデータ量が 2n パケットにわたるならば、最後のパケットは、前のパケットの ACK を受け取るまで保持されることになる。全てのリクエスト-レスポンス型のアプリケーションのプロトコルにおいて、リクエストデータが単一パケットよりも大きいならば、送信側がちゃんとデータをバッファしても、送信側と応答側の間のレイテンシは数百ms以上になる。そのようなケースではNagleアルゴリズムは送信側で無効にしておかなければならない。もし、応答データが単一パケットよりも大きいならば、レスポンス全体を即座に受け取れるように、応答側はNagleのアルゴリズムを無効にしなければならない。 一般的に、Nagleのアルゴリズムは不注意なアプリケーションから守るためにあるので、正しくバッファリングを行うアプリケーションにはメリットがない。そのようなアプリケーションでは、効果がないか、負の効果しかない。
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