射出機実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 16:43 UTC 版)
「五十鈴 (軽巡洋艦)」の記事における「射出機実験」の解説
長良型の建造時にはいまだ射出機が実用化されておらず、搭載機は自己のエンジンによるプロペラ加速と艦の速力によって発生する合成風力によって滑走台から発艦する必要があった。海軍では5,500トン型軽巡各艦を用いてさまざまな方式の射出機の試作・実験を行なっており、五十鈴においてもその実験の経歴がある。 1929年3月、五十鈴の滑走台に萱場式艦発促進装置(カタパルト)の試作機が取り付けられ、初の射出実験に成功した。萱場式艦発促進装置はスプリングの力により加速をつける方式の射出機であった。 萱場式艦発促進装置は同年4月には五十鈴から由良に移設され、由良にて約4年間の長期実験が行われたが、火薬式射出機の実用化に伴い撤去されている。
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