家族の追憶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 10:08 UTC 版)
サアディーは信仰や学問で影響を受けた父親について、本書にも書いている。第2章の物語7では、自分が夜通しクルアーンを読んでいる時に他の人々が寝ていることに不満を表すと、父親に「他人の陰口を言うなら寝ている方がよい」という主旨の言葉で諭され、自惚れへの戒めとしている。また、幼少期の教育の重要性について第7章の物語3をはじめしばしば強調しており、これも自身の体験から来ているとされる。 父親を亡くしたのちに母親からも教育を受けたが、母親に向かって暴言を吐いたことの後悔も記している。サアディーは別の作品『果樹園』では、孤児の悲しさについて詩にしている。
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