宮城県による周辺事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 14:29 UTC 版)
野蒜港の後背地の整備のため、道路や河川の改修・整備も幅広く行なわれた。これらは特に宮城県の6大工事と呼ばれている。内容は以下の通り(順不同)。 貞山運河を完成させ、阿武隈川まで繋ぐ(大部分は江戸時代に整備されていた)。 女川湾と万石浦の間に運河を開削し、牡鹿半島を横断して三陸海岸までの船運を確保する。 鳴瀬川本体を上流の中新田まで浚渫し、そこから鬼首峠を経て秋田県へ向かう道路を新設する。 迫川上流への舟運を整備する。 江合川を改修し、利水と舟運を得る。 野蒜から道路を開設し、吉岡で陸羽街道(現・国道4号)と接続させる。 野蒜築港が廃止された後もこれらの多くは整備が続けられ、最終的には2.の牡鹿半島の運河以外は全てが完成した。
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