実験のセットアップ(構成、諸条件)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 02:16 UTC 版)
「フィゾーの実験」の記事における「実験のセットアップ(構成、諸条件)」の解説
光源S′から発せられる光線はビームスプリッターGにより反射しレンズLによりコリメート(英語版)され平行光線になる。スリットO1とO2を通過した2つの光線は管A1とA2を通るのだが、それぞれの管の中には矢印で示されるように逆方向に水が流れている。2つの光線はレンズL′の焦点に置かれた鏡mで反射する。そのため片方の光線は管を通過する際に常に水流と同じ方向に伝わり、もう片方の光線は常に水流とは逆の方向に伝わるのである。管の中を往復した二つの光線はSで再び交わる(recombine)。そこで作られる干渉縞は図示されている接眼レンズにより観察できる。干渉縞の解析により水流に沿う光と逆行する光の速度差が計測できるのである。
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