さねかずら (実葛)
●わが国の本州、関東地方以西から四国、九州それに台湾や中国南部に分布しています。山野の林縁に生え、他の植物に絡みついて伸びます。卵形の葉は互生し、縁が波打ちます。雌雄異株で、7月から8月ごろ葉腋にクリーム色の花を下垂して咲かせます。秋には果実が球状に赤く熟します。果実は咳止めなどの薬用に、また若枝の粘る液からは整髪料が採られていました。別名で「ビナンカズラ(美男葛)」とも呼ばれます。
●マツブサ科サネカズラ属の常緑蔓性低木で、学名は Kadsurajaponica。英名はありません。
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