実務経験ルートによる受験資格者の減少
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 14:18 UTC 版)
「ラヒホイタヤ」の記事における「実務経験ルートによる受験資格者の減少」の解説
実務経験ルートによる介護福祉士の国家試験を受験する場合、今までは3年の実務経験があれば受験資格があったが、制度変更により、3年の実務経験に加え実務者研修を修了する事が必要になった。 2013年度に介護福祉士の資格を取得した人材数は、実務経験ルートが約8万7千人、養成施設ルートが約1万3千人、福祉系高校ルートが約3千人という割合であった。しかし2013年4月に実務者研修制度が始まってから、2014年1月1日時点で実務者研修の修了者は5,879人に過ぎない。 無資格者は450時間の受講が必要で、介護の職に就きながら通信教育を活用しても7~9日間程度は職場を離れる必要がある。通信教育による実務者の受講者の8~9割が既に何らかの研修を修了しており、逆に過去に何の研修も受けていない人、すなわち新たに介護の分野に入職するために通信教育を受ける人は1~2割に留まっている。 実務者研修を受講する人数が定員に対して1割程度と低迷しているためもし予定通りに2015年度試験(2016年1月試験実施)から実務経験ルートでは実務者研修を必須としていれば受験者の激減を招いていたことになる。
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