完全直交性とは? わかりやすく解説

完全直交性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 03:05 UTC 版)

球面調和関数」の記事における「完全直交性」の解説

Hk が更に強い性質満たすことも証明可能である。Sn − 1 上の自乗可積分函数全体空間 L2(Sn − 1) = { f: Sn − 1 → C | f は可測かつ ⟨ f | f ⟩Sn − 1 が有限値 } は Hk使って直交分解可能である: 定理L 2 ( S n − 1 ) = ⨁ k = 0H k {\displaystyle L^{2}(S^{n-1})=\bigoplus _{k=0}^{\infty }{\mathcal {H}}_{k}} (ヒルベルト直和)。 これを言い換えると、以下の系が従う: 系 ― 任意の f ∈ L2(Sn−1) に対し可積分関数の族 {Yk}∞k=0Yk が k 次球面調和関数となるものが存在し、以下が成立するf ( x ) = ∑ k = 0Y k ( x ) . {\displaystyle f(\mathbf {x} )=\sum _{k=0}^{\infty }Y_{k}(\mathbf {x} ).} しかもこのような族は一意である。 特に 3 次元の場合は、上述事実定理1から以下が成立する定理任意の f ∈ L2(Sn − 1) に対し、f を極座標表したとき、 f ( θ , ϕ ) = ∑ k = 0 ∞ ∑ m = − k k A k m Y k m ( θ , ϕ ) {\displaystyle f(\theta ,\phi )=\sum _{k=0}^{\infty }\sum _{m=-k}^{k}A_{km}Y_{k}^{m}(\theta ,\phi )} を満たす複素数の族 {Ak, m}k = 0, 1, …; m = −k, …, k で ∑ k = 0 ∞ ∑ m = − k k A k m 2 < ∞ {\displaystyle \sum _{k=0}^{\infty }\sum _{m=-k}^{k}A_{km}{}^{2}<\infty } となるものが一意存在する

※この「完全直交性」の解説は、「球面調和関数」の解説の一部です。
「完全直交性」を含む「球面調和関数」の記事については、「球面調和関数」の概要を参照ください。

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