完全新造車の製造
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「東武6050系電車」の記事における「完全新造車の製造」の解説
完全新造車の台車上:TRS-882M(住友金属 FS529B)下:TRS-882T(住友金属 FS029B) 6050系への更新途上において、運用車両が不足することから1985年に100番台1編成 (61101F) が完全新造された。1986年には61102Fが新造され、野岩鉄道の開業に合わせて2編成とも同社へ譲渡された。 新造車と更新車の大きな相違点は、台車が更新車の住友金属工業製ミンデンドイツ型FS357・057(東武形式TRS-63M・63T)に対して、住友製SUミンデン型に変更されたことである。当初は、メンテナンスの関係からFS357・057が採用される予定だったが、メーカー側の製造上の問題によりSUミンデン型が採用された。 1988年には、野岩鉄道の快速列車の車種統一および会津鉄道会津線の会津田島電化開業に備えるため、完全新造車が8編成(野岩鉄道車1編成含む)が追加投入された。 その後1990年には200番台1編成 (61201F) が製造され、同年10月12日の会津田島電化開業に合わせて会津鉄道に譲渡された。これは会津鉄道が所有する唯一の電車であった。 製造年度 61101F:1985年 61102F:1986年 6173F - 6179F・61103F:1988年 61201F:1990年 なお、この完全新造車のうち2編成(6177F・6178F)が2012年に後述する634型に改造された。
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