安全機能と安全関連機能の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/09 15:58 UTC 版)
「安全機能」の記事における「安全機能と安全関連機能の違い」の解説
機械類の安全規格であるISO 12100やISO 13849-1では、安全機能は「故障がリスクの増加につながるような機械の機能」と定義されており、安全機能と安全関連機能が類義語として使われている。 E/E/PE系の機能安全規格であるIEC 61508では「E/E/PE安全関連系又は他リスク軽減措置によって遂行される機能。この機能は、特定の危険事象に関して、EUC に関わる安全な状態を達成又は保持する」と用語定義されている。安全関連機能は用語定義されていないが、IEC 61508の規格書の文中で「安全機能との独立性を証明できない安全以外の機能を含むもの」であることがわかるため、安全機能と安全関連機能は類義語ではない。 自動車の機能安全規格 ISO 26262では、安全機能という用語は定義されていない。安全関連機能と安全機構(安全メカニズム)は用語定義されている。安全 関連機能とは「安全目標の侵害に繋がる可能性がある機能」、安全機構とは「安全状態の達成又は維持を目的とし、フォールトの検出、又は故障の抑制のために、E/E機能、エレメント又はアザーテクノロジーにより実装される技術的な解決策」としている。
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