婚姻関係がなかった場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 15:25 UTC 版)
「死後懐胎子」の記事における「婚姻関係がなかった場合」の解説
なお、提供者と死後懐胎子の母の間に婚姻関係がなかった事案についても、問題となった。 東京地判平成17年9月29日家月58巻5号104頁は、提供者の同意を観念することには疑問があるなどとして、請求を棄却した。なお、この事案の判決理由には、生殖補助医療が急速に進展している現状では、早急な法整備が求められる、と付記されている。また、大阪家判平成17年4月20日判例集未登載(平16(家ホ)201号)も、請求を棄却した。 いずれも控訴されたが、東京地判の事案は東京高判平成18年2月1日家月58巻8号74頁で、また大阪家判の事案は大阪高判平成17年12月15日判例集未登載(平17(ネ)1627号))で、それぞれ控訴棄却されている。 さらに両事案は、上告及び上告受理申立てがなされたが、後述の平成18年最高裁判決後の2006年9月8日に、それぞれ上告棄却及び上告不受理決定された。
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