婚姻の宴会と不和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 18:06 UTC 版)
二人の結婚を神々もニュンペーたちも祝い、神々は様々な婚姻の祝いをペーレウスに贈った。婚姻の宴会にはすべての神々が招かれたが、ただ一人、不和の女神エリスのみは招かれなかった。争いの女神エリスは怒り、宴席に「最も美しい女神へ」と書かれた黄金の林檎を投げ込んだ。 この林檎をめぐって、ヘーラー、アテーナー、アプロディーテーの三女神のあいだで争いが起こり、誰が林檎をおのがものとするかの判定役を、神々はイーリオスの王子パリスに任した。パリスの審判によって、アプロディーテーが選ばれるが、ここより「不和」が人間と神々のなかに起こり、美女ヘレネーをめぐって、トロイア戦争の勃発へとつながる。
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