妙法院蓮華王院本堂千体千手観音像(京都市東山区、重要文化財)
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本尊の左右に安置される千体仏(正確には1,001体ある)。うち124体は平安時代創建時の作で、残りは1249年(建長元年)の焼失後の再興像である。湛慶、慶円ら慶派の仏師、また彼らとは別に院継ら院派、隆円ら円派など京仏師の流れをくむ人びとなど多くの仏師を総動員して造られた。内訳は院派が最も多く、円派がそれに次ぎ、慶派は最も少なかった。すべて寄木造、彫眼で漆箔がなされている。各派の作風がみられるのと同時に、全体として均整がとれていることで知られる。
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