奥山貴宏とは? わかりやすく解説

奥山貴宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 14:24 UTC 版)

奥山 貴宏(おくやま たかひろ、1971年11月5日 - 2005年4月17日)は、日本作家フリーライター山形県出身。ロックバンドACIDMANボーカル&ギター大木伸夫の義兄。音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする。趣味はバイク

詳細

ガン発覚前

宮城県仙台市に生まれ、小学校から高校までを山形県で過ごす。2浪して日本大学芸術学部入学。卒業後、ワールドフォトプレスMdNリットーミュージックで編集の仕事に従事。2001年にフリーランスとなる。

ガン発覚後

風邪をこじらせたと思い病院に行くが、肺がんと診断され、2003年2月「余命2年」と宣告される。そして彼は自身のホームページの日記に「助かりたい、死にたくない」といったものを出来るだけ排除した、かつてないスタイルの闘病記をつづりはじめる。本人は喫煙者だったが、ガンの原因は年齢的に先天的な要因との分析がなされている。「自分らしさ」を貫こうとする彼の生き方に共感した若い世代から大反響を呼び、同年11月『31歳ガン漂流』として書籍化される。2004年6月に新たにブログ『32歳ガン漂流エヴォリューション』もスタートさせた。2005年3月には書籍版『32歳ガン漂流エヴォリューション』が刊行。同年4月、念願だった小説『ヴァニシング・ポイント』を発売。小説発売の3日後に死去。余命宣告から2年4ヶ月後だった。享年33歳。ブログの最後の文章は「死にたくないな。書店で会いたい。本屋でセットで買ってくれ」。同年7月、『33歳ガン漂流ラスト・イグジット』刊行。

書籍

2004年4月~2005年1月の日記とブログに加筆修正したもの。装画はやまだないと。

どれもオーディオブック化されており、ナレーターは伊原農が担当している。

テレビ番組

  • ジェネジャン(2003年12月・2004年12月、日本テレビ系)
    「命」をテーマに徹底討論した。
  • ETV特集 俺を覚えていて欲しい~ガン漂流・作家と読者の850日~(2005年7月、NHK教育)
    「生きている自分の姿を映像でも残したい」と撮影を大学の同期の親友に依頼したもの。
    ナレーションは松浦亜弥が担当。

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