ガン発覚後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 17:39 UTC 版)
風邪をこじらせたと思い病院に行くが、肺がんと診断され、2003年2月「余命2年」と宣告される。そして彼は自身のホームページの日記に「助かりたい、死にたくない」といったものを出来るだけ排除した、かつてないスタイルの闘病記をつづりはじめる。 本人は喫煙者だったが、ガンの原因は年齢的に先天的な要因との分析がなされている。 「自分らしさ」を貫こうとする彼の生き方に共感した若い世代から大反響を呼び、日記は2003年11月『31歳ガン漂流』として書籍化される。 2004年6月に新たにブログ『32歳ガン漂流エヴォリューション』もスタートさせた。2005年3月には書籍版『32歳ガン漂流エヴォリューション』が刊行。 2005年4月、念願だった小説『ヴァニシング・ポイント』を発売。 発売を見届けたかのように小説発売の3日後に死去。余命宣告から2年4ヶ月後だった。享年33歳。ブログの最後の文章は「死にたくないな。書店で会いたい。本屋でセットで買ってくれ」。 2005年7月、『33歳ガン漂流ラスト・イグジット』刊行。
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