天龍 (企業)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 天龍 (企業)の意味・解説 

天龍 (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 00:59 UTC 版)

株式会社 天龍
TENRYU CO.
種類 株式会社
本社所在地 日本
399-2562
長野県飯田市長野原700-42
北緯35度28分10.2秒 東経137度50分8.5秒 / 北緯35.469500度 東経137.835694度 / 35.469500; 137.835694座標: 北緯35度28分10.2秒 東経137度50分8.5秒 / 北緯35.469500度 東経137.835694度 / 35.469500; 137.835694
設立 1961年6月26日
法人番号 1100001022593
事業内容 釣竿ゴルフシャフト、漁業用・汎用長尺ポールなどのカーボンシャフト製造およびSMC成型加工
代表者 塩澤 直人
資本金 3000万円
従業員数 90人
外部リンク http://www.tenryu-magna.com/
テンプレートを表示

天龍(てんりゅう)は、長野県飯田市にある日本釣竿ゴルフシャフトなどの製造メーカーである。

沿革

  • 1961年6月26日 - 下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所を設立し、六角竹竿の加工業を行う。
  • 1963年3月 - 飯田市駄科へ移転。
  • 1963年5月 - グラスファイバー製の釣り竿の製造を開始。
  • 1964年12月 - 有限会社天龍釣竿製作所に改組。
  • 1969年4月 - 飯田市鼎下山へ移転
  • 1970年3月 - 米ルーチルドレ社のロッドの製造を請け負う。
  • 1975年3月 - 飯田市毛賀にポリエステルロッド専門工場を新設
  • 1977年3月 - 米Kencor Sports Incに資本参加。
  • 1978年1月 - カーボンロッドの製造開始。
  • 1978年3月 - ゴルフシャフトの製造開始。
  • 1982年4月 - S.M.C(強化プラスチック)成型、塗装、加工事業を導入。
  • 1988年9月 - 飯田市長野原へ本社工場を移転
  • 1990年6月 - 株式会社 天龍に改組

概要

日本国内では数少ない老舗の釣竿のブランクスやゴルフシャフトの製造メーカーである。しなやかに曲がり、ガラス繊維を10~30%前後含有したスクリムを用いたグラファイトロッドやGSIクレオスカーボンナノチューブを用いたロッド作りを得意とする。また、2011年頃より東レのプリプレグを扱わないようになった。[1]

江戸和竿を製作している櫻井釣具店(現:櫻井釣漁具株式会社)に勤務していた塩澤美芳が、仕事で連合国軍基地に出入りしていた関係で六角竹竿の販売に関わるようになる。[2]その後、塩澤製作所を設立し、六角竹竿の製造を開始する。

日本のメーカーとしてはいち早く海外展開しており、1970年には米ルーチルドレ社のスピードスティックを手掛ける。その後はシェイクスピア社のロッドを手掛け[3]、Kencor Sports Incのロッドの製造も行っていた。また、VANSTAALのリールの輸入も行っていた。

90年代にはJPA(日本プロ友釣り協会)のスポンサーとして、シマノマミヤ・オーピーリョービがまかつ等の大手メーカーと並びトーナメント用鮎竿をリリースし、同社所属のプロチームが構成されていた。釣り竿がカラフルであったこともあり、天龍カラー軍団と称されていたが、90年代後半には鮎竿事業から一時撤退し、チームも解散。所属メンバーはマミヤOP等に移籍した。また、2000年頃までJB(日本バスプロ協会)の登録選手のスポンサーとなっていた。またJBの大会の景品としてSP60-JB2/4が製作された。

日本国内の数多くのメーカーのロッドも手掛け、スポーツザウルス[4]、櫻井釣漁具[5]、下野オリジナル[6]、アカシブランド[7]、ノリーズ[8]等の釣り竿を手掛けている。釣り竿は基本的には国内生産であるが、過去にはプロセットトラウトや天龍テンカラなど一部モデルは韓国で製造されているモデルもあった。

また、環境に配慮した物作りを進めており、設備の省エネ化や有害物質を出しにくい製品作りを心がけている。

事業所

  • 本社(釣具・ゴルフ・長尺製造)
  • 毛賀工場(成型加工)

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ このためK-CubeのK-Bulletは製造元を東レのプリプレグを扱う工場へ変更している。
  2. ^ 釣りビジョン 温故知新 その1 竿革命
  3. ^ 地球丸 ロッドアンドリール 1999年10月号
  4. ^ [1]
  5. ^ [2]
  6. ^ 振子Special85のパッケージに記載あり
  7. ^ 旧アカシブランド公式サイト(リンク切れ)
  8. ^ 内外出版社 ルアーマガジン2008年3月号

外部リンク


「天龍 (企業)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「天龍 (企業)」の関連用語

天龍 (企業)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



天龍 (企業)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの天龍 (企業) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS