天才バカボン_パイロットフィルムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 天才バカボン_パイロットフィルムの意味・解説 

天才バカボン パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 16:21 UTC 版)

天才バカボン パイロットフィルム』は、1968年頃に日本放送映画(のちの東京テレビ動画→日本テレビ動画)が製作したとされる『天才バカボン』のパイロット版アニメ[1]。当時としては珍しくカラーで制作され、日本テレビ系列で1968年10月から、15分もしくは30分番組として放送される予定だったが[2]、作品上の問題と諸般の事情から企画は頓挫し、幻に終わる[3]。作品の現存状況は一切不明。

なお、東京ムービーが製作した無印版『天才バカボン』のパイロットフィルムは、再編集され「スキーがなくてもヤッホーなのだ」(第32話)として放映されたのち、DVDに収められている。

余談だが、『COM』1968年12月号にはスタジオ・ゼロ製作でのテレビアニメ化も検討されたこと[4]、『COM』1969年1月号にはテレビ化の企画はいくつかあり、フジオ・プロは実写化に気持ちを傾けていたことが記載されている。

参考文献

  • 名和広『赤塚不二夫というメディア 破戒と諧謔のギャグゲリラ伝説「本気ふざけ」的解釈 Book2』P35(2014年8月社会評論社
  • 名和広『 天才・赤塚不二夫とその時代 文化遺産としての赤塚マンガ論』P160(2022年1月、デザインエッグ社)
  • コノシート『幻のアニメ制作会社 日本放送映画の世界』P299-301(2023年12月、同人誌)

脚注

  1. ^ このアニメ企画は原作の連載開始年である1967年から存在していたという。
  2. ^ フジオ・プロ発行『まんがNo.1』第7号「フジオ・プロ・ニュース」(1968年3月)※会報誌
  3. ^ 虫プロ商事COM』1969年1月号「まんがジャーナル」
  4. ^ 陽の目を見なかった!1960年代の幻のアニメ化企画を探る:どーなつたべたい - ブロマガ

外部リンク


「天才バカボン パイロットフィルム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「天才バカボン_パイロットフィルム」の関連用語

天才バカボン_パイロットフィルムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



天才バカボン_パイロットフィルムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの天才バカボン パイロットフィルム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS