大阪周遊パスとは? わかりやすく解説

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大阪周遊パス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 15:38 UTC 版)

大阪周遊パス(おおさかしゅうゆうぱす)は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、大阪シティバスを中心に大阪市内(堺市尼崎市の一部も利用可)の私鉄が1日乗り放題となる電子カード式のパスポート。正式名称はスルッとKANSAI大阪周遊パスであり、スルッとKANSAI協議会と大阪観光局が主管事業者(共同事業)。

概要

このパスポートを提示することで入場できる施設や、特典を受けられる施設や店舗がある。過去には阪急電鉄阪神電気鉄道南海電気鉄道が、それぞれの社の大阪市外の路線拡大版を販売していた。かつては泉北高速鉄道近畿日本鉄道でも拡大版を発売していたが、泉北高速版は2013年度、近鉄版は2016年度の発売をもって廃止となった。2016年度版までは、4月1日を起点とした春夏版と10月1日を起点とした秋冬版に分かれた半年ごとの発売となっていて、春夏版は10月31日まで、秋冬版は翌年度の4月30日まで利用可能であったが、2017年度版からは春夏版と秋冬版が統合され、1年ごとの発売となった。また、外国人観光客の誘致のため、外国人ビジター専用に『外客用大阪周遊2日券』が発売されている[1]が、2015年4月1日からは日本人対象の2日券も発売が開始されることとなった。南海関空版は2021年度以降の発売を休止する[2]

2020年12月には、本パスから乗車券部分を切り離し、観光施設への無料入場に的を絞った「大阪楽遊パス」も発売されている[3]

2024年6月16日をもって磁気カードでの販売を終了し(同年6月30日をもって利用を終了)、翌日以降「スルッとQRtto」上でのQRコード乗車券として発売している[4]

現在発売されている券種

標準版

南海高野線汐見橋 - 岸里玉出間(汐見橋線)はQRコード乗車券への切り替えに伴い利用ができなくなった。大阪市高速電気軌道中央線コスモスクエア - 夢洲は2024年度版では利用ができなかった。

大阪空港(伊丹)-万博記念公園版

2025年度より発売。

過去に発売されていた券種

廃止時の情報・料金を示している。

標準版(2日券)

2024年ごろ発売終了。その後QRコード乗車券への切り替えに伴い範囲を1日券と同様に改め、発売を再開した。

  • 大阪市高速電気軌道地下鉄・ニュートラム全線全区間
  • 大阪シティバス全系統
  • 大人用のみで、3,600円

拡大版(1日券のみ)

阪急拡大版

  • 標準版のエリア+阪急神戸線・伊丹線・今津線・甲陽線・宝塚線・箕面線・千里線・京都線梅田~水無瀬間
  • 大人用のみで、3,100円[1]

阪神拡大版

  • 標準版のエリア+阪神電鉄の全線
  • 大人用のみで、3,100円[2]

南海関空版

  • 標準版のエリア+大阪府内全線(本線堺~孝子間・高野線中百舌鳥~天見間・高師浜線・空港線・多奈川線)
  • 大人用のみで、3,400円[3]

万博記念公園版

入場可能施設

施設によっては入場時間などに制限がある。また、特別展などは別料金となるものもある。

脚注

  1. ^ 好評の「大阪周遊パス」「外客用大阪周遊2日券」2014年度版を発売します!2015年3月31日閲覧
  2. ^ 南海電鉄公式ホームページ「おトクなきっぷ」のページに記載。
  3. ^ 新たな大阪観光の目玉に! 約20施設に利用可能なEチケット「大阪楽遊パス」の販売開始! - 大阪観光局・2020年12月22日
  4. ^ デジタル乗車券サービススルッとQRttoによる「スルッとKANSAI大阪周遊パス」の発売開始について”. スルッとKANSAI 協議会 (2024年5月30日). 2025年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月15日閲覧。

外部リンク



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