大津神社 (飛騨市)とは? わかりやすく解説

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大津神社 (飛騨市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/08 16:10 UTC 版)

大津神社
所在地 岐阜県飛騨市神岡町大字船津
位置 北緯36度20分4.4秒 東経137度17分39.4秒 / 北緯36.334556度 東経137.294278度 / 36.334556; 137.294278 (大津神社 (飛騨市))座標: 北緯36度20分4.4秒 東経137度17分39.4秒 / 北緯36.334556度 東経137.294278度 / 36.334556; 137.294278 (大津神社 (飛騨市))
主祭神 大彦命・武渟河別命・建南方富命
社格 式内社、県社、特別金幣社
創建 不詳
例祭 4月第4土曜日
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大津神社(おおつじんじゃ)は、岐阜県飛騨市神岡町にある神社式内社。県社。特別金幣社

祭神

本社
摂社
末社


歴史

創始年代は不明。文徳実録日本三代実録に依れば、平安時代初期には祭祀が行なわれていたとされ、また延喜式神名帳に飛騨國内八社の一つとして記されている。

建武年間に高原郷の領主・江馬氏が武神信州諏訪大明神の分霊を勧請、社号も大津神社から諏訪大明神と改めた。飛騨は戦国から江戸時代にかけて江馬氏、三木氏金森氏飛騨高山藩)にそれぞれ支配されたが、幕府領となって約100年後の文化元年(1804年)に田中大秀門下の稲田元浩・大森旭亭・吉村友閑斎らの考証により、社号を諏訪大明神から大津神社に復帰。

明治維新後の1871年(明治4年)10月、近代社格制度により筑摩県郷社に列格された。1895年(明治28年)には735戸が焼失する船津大火が起こった。この大火では船津町役場、船津郵便局、銀行、円城寺、大津神社なども焼失し、大津神社は現在地に移された。1916年(大正5年)9月には参道脇に劇場の大正座が開館した[1]

1930年(昭和5年)12月、内務省からの旨示達で岐阜県県社に昇格した。戦後の1947年(昭和22年)2月、神道指令とともに神社本庁に属して金幣社に列した。1948年(昭和23年)には大正座が船津劇場に改称した[1][2]。1970年代初頭に船津劇場が閉館すると、1973年(昭和48年)7月には劇場跡地に福祉会館が竣工した[1]

1990年(平成2年)9月に特別金幣社に列した。文化5年(1808年)から約20年周期で式年大祭が行われている[3]。2014年(平成26年)には11回目の式年大祭が行われ、飛騨地方各地から約130社の神社と計約3500人の氏子が参集した。

境内

  • 社殿
  • 本殿
  • 摂宮
  • 社務所
  • 手水舎
  • 一の鳥居 - 1928年(昭和3年)竣工[4]
  • 二の鳥居

祭事

神岡祭

神岡町にある大津神社、八幡宮、白山神社が同日に行う例祭の総称であり、高山祭古川祭とともに「飛騨三大祭」に数えられる。

船津盆踊り

毎年8月14日から16日に境内で行なわれるもので、1969年(昭和44年)に岐阜県の無形文化財に指定された[5]

脚注

  1. ^ a b c 三井金属鉱業修史委員会事務局『神岡鉱山写真史』三井金属鉱業、1975年
  2. ^ 飛騨市教育委員会『神岡町史 写真編』飛騨市教育委員会、2010年
  3. ^ 飛騨神岡・大津神社で「式年大祭」20年に一度、「映画予告みたいな」CMも話題に 飛騨経済新聞、2014年5月2日
  4. ^ 『写真アルバム 飛騨の昭和』樹林舎、2015年
  5. ^ 船津盆踊”. 岐阜県. 2012年10月16日閲覧。

関連項目

外部リンク




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