大正池の維持
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 06:28 UTC 版)
大正池は年々、上流から流入する土砂が池底に堆積しているため、浅くなってきている。現在は上高地の観光資源であると同時に、下流に建設された東京電力リニューアブルパワーの水力発電所、霞沢発電所の調整池としても利用されていることから、年間10,000 - 30,000立方メートルの土砂を東京電力が冬場に浚渫(しゅんせつ)している。浚渫した土砂は、従来、建設資材に利用されていたが、需要が減っており、先々処分方法が問題となると見込まれている。仮に東京電力が浚渫を取りやめた場合、単純計算で7 - 8年もすれば、池は土砂で埋まってしまうものと考えられている。 大正池をせき止めるゴム引布製起伏堰 発電用取水口 霞沢発電所
※この「大正池の維持」の解説は、「大正池 (松本市)」の解説の一部です。
「大正池の維持」を含む「大正池 (松本市)」の記事については、「大正池 (松本市)」の概要を参照ください。
- 大正池の維持のページへのリンク