大嵜爲之助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/30 01:13 UTC 版)
大嵜 爲之助（おおさき ためのすけ、1874年 - 1929年6月23日）は、現在の宮城県大崎市出身で尾車部屋、朝日山部屋、再度尾車部屋に所属した力士。世話人。本名は佐々木 爲之助。164cm、75kg。最高位は東前頭5枚目。
経歴
1893年5月初土俵、1900年5月十両昇進。その後大坂相撲に属したが、復帰し1905年1月入幕を果たす。大砲万右エ門の太刀持ち、露払いを務め、1910年1月に廃業したが、他に適職がなく1911年2月に角界に復帰。1915年1月に引退し世話人に転じた。
成績（東京相撲）
- 番付在位場所数：39場所
- 通算成績：61勝85敗24休11分7預（便宜上幕内と十両の合計を表示。ただしこの他に幕下の記録として少なくとも2勝6敗が確認できる。）
- 幕内在位：11場所
- 幕内成績：22勝54敗24休5分5預
- 十両在位：13場所
- 十両成績：39勝31敗6分2預
場所別成績
| 春場所 | 夏場所 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1893年 （明治26年） |
x | 東序ノ口30枚目 – |
||||
| 1894年 （明治27年） |
東序二段31枚目 – |
東序二段28枚目 – |
||||
| 1895年 （明治28年） |
東序二段18枚目 – |
東序二段15枚目 – |
||||
| 1896年 （明治29年） |
東三段目18枚目 – |
東三段目4枚目 – |
||||
| 1897年 （明治30年） |
番付非掲載 | 番付非掲載 | ||||
| 1898年 （明治31年） |
西幕下30枚目 – |
西幕下22枚目 – |
||||
| 1899年 （明治32年） |
東幕下28枚目 – |
東幕下10枚目 – |
||||
| 1900年 （明治33年） |
東幕下筆頭 1–2 （対十両戦） |
東十両10枚目 3–3 1分 |
||||
| 1901年 （明治34年） |
西十両5枚目 0–0 |
（大坂相撲） | ||||
| 1902年 （明治35年） |
（大坂相撲） | 西十両7枚目 3–2 |
||||
| 1903年 （明治36年） |
東十両4枚目 4–2 |
東十両4枚目 4–3 1分1預 |
||||
| 1904年 （明治37年） |
西十両3枚目 5–3 1預 |
西十両筆頭 6–3 1分 |
||||
| 1905年 （明治38年） |
東前頭10枚目 4–3–2 1分 |
西前頭6枚目 1–6–1 1分1預 |
||||
| 1906年 （明治39年） |
東前頭11枚目 3–5–1 1預 |
東前頭9枚目 3–4–1 1分1預 |
||||
| 1907年 （明治40年） |
東前頭5枚目 2–7–1 |
東前頭5枚目 2–6–1 1預 |
||||
| 1908年 （明治41年） |
東前頭11枚目 3–5–1 1預 |
東前頭9枚目 2–7–1 |
||||
| 1909年 （明治42年） |
西前頭7枚目 2–4–2 2分 |
西前頭5枚目 0–1–9 |
||||
| 1910年 （明治43年） |
西前頭16枚目 引退 0–6–4 |
x | ||||
| 1911年 （明治44年） |
東十両10枚目 3–1 1分[1] |
西十両3枚目 2–4 1分 |
||||
| 1912年 （明治45年） |
西十両12枚目 3–2 |
西十両9枚目 3–1 1分 |
||||
| 1913年 （大正2年） |
東十両7枚目 2–3 |
東十両14枚目 1–4 |
||||
| 1914年 （大正3年） |
西幕下7枚目 1–4 |
東幕下22枚目 – |
||||
| 1915年 （大正4年） |
西幕下42枚目 引退 –– |
x | ||||
| 各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞：敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他：★=金星 番付階級：幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列：横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭（「#数字」は各位内の序列） |
||||||
- 幕下以下の地位は小島貞二コレクションの番付実物画像による。
改名
荒川 爲之介→大嵜 爲之助(1898年1月場所-) [2] [3]
出典・脚注
- ^ 番付外。
- ^ 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709
- ^ 小島貞二コレクション番付実物画像
関連項目
外部リンク
- 大嵜爲之助のページへのリンク
