大学における漢文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/01 01:35 UTC 版)
大学の研究組織においては、東京大学を例にとれば、1877年の創設時には和漢文学科とされ、のちに国文学、漢学の二つが専攻課程としておかれ、1904年(明治37年)に文科大学が哲学科・文学科・史学科の三つに大きく分類され、漢学のうち支那哲学が哲学科、支那文学が文学科に属した。1932年(昭和7年)にこの二つが合体して支那文学支那哲学科とされ、戦後、中国哲学中国文学科と改称されたのち、1952年に再び中国文学科、中国哲学科に分離、前者は中国語中国文学科、後者は1994年に中国思想文化学と改称された。 しかし国文学のうちにも漢詩人は多く、中国文学の専門家で日本の漢文学者・漢詩人を論じる者も少なくなく、「中国文学」の呼称は一般に『水滸伝』などの白話小説、および近代文学に用いられることが多い。
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