大型量産全鋼製車両の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 08:26 UTC 版)
「阪急600形電車」の記事における「大型量産全鋼製車両の登場」の解説
箕面有馬電気軌道は1917年2月4日に社名を阪神急行電鉄と変更、1920年7月16日に阪神間連絡路線として神戸線が開業した。神戸線開通当時は梅田駅 - 十三駅間で宝塚線と併用軌道区間を含む線路を共有しており、阪神間の所要時間も当初の60分からスピードアップで40分運転まで短縮されたものの、大阪市内の路面区間が輸送力増強の障害となっていた。この解決策として、同区間の併用軌道の解消と高架複々線化による神戸・宝塚両線の分離運転が計画された。 神戸線用の新淀川橋梁は1924年6月12日に、大阪市内の高架複々線化は1926年7月5日に完成した。これにより神戸線に大型車の投入が可能となり、半鋼製車の500・700形と試作全鋼製車の510をベースに、日本初の大型全鋼製車両として600系が登場した。高架線の完成と600系の導入により、梅田〜神戸(上筒井)間の所要時間は35分に短縮された。
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