夢遊行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 23:22 UTC 版)
日本の医薬品添付文書では警告表示にて、もうろう状態や夢遊行動があらわれることがあり、記憶がない場合があることが記されている。このような場合には、薬剤を中止することと記載されている。このような警告は、他の非ベンゾジアゼピン系の薬剤であるゾピクロン(アモバン)、エスゾピクロン(ルネスタ)、またベンゾジアゼピン系のトリアゾラム(ハルシオン)でも同様である。2007年には、アメリカ食品医薬品局(FDA)が、睡眠時に自動車の運転を行う(夢遊行動)といった記載を、すべての睡眠薬に対し行った。 アメリカ食品医薬品局 (FDA) によれば、睡眠中に車を運転しようとしたり、食事をするなど異常な行動をひき起こす危険性があることが報告されている。 2008年2月、オーストラリアの医療品委員会(英語版)は「ゾルピデムには睡眠歩行・睡眠運転・奇妙な行動などの危険な睡眠関連の行動を引き起こす可能性が存在する。ゾルピデムは酒と共に摂取してはならない(因果関係が推認された判例がある)。他の中枢神経抑制薬物との併用には注意を要する。使用は最大で4週間に限られ、かつ厳密な医学的管理下でなければならない」と黒枠警告を行った。 販売会社であるサノフィは、夢遊病の症例は確率が1000人に1人以下の、稀な副作用であると声明を出している。
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