太陽は泣いているとは? わかりやすく解説

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太陽は泣いている

(夢でいいから から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 01:00 UTC 版)

「太陽は泣いている[注釈 1]
いしだあゆみシングル
B面 夢でいいから
(オリジナル盤、および復刻盤)
リリース
規格 7インチレコード
録音 1968年4月
ジャンル 歌謡曲アイドル歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞 橋本淳
作曲 筒美京平
チャート最高順位
いしだあゆみ シングル 年表
「小雨の思い出」
(1968年)
太陽は泣いている
(1968年)
「ふたりだけの城」
(1968年)
テンプレートを表示

太陽は泣いている」(たいようはないている)は、いしだあゆみの楽曲で、24枚目のシングル。1968年6月10日に日本コロムビアより発売された。 なお、本項では便宜上、同曲のリメイク・カヴァー版となる山内恵美子の楽曲「太陽は泣いているセンセーション '78」(たいようはないているセンセーションななじゅうはち)についても記述する。

解説

日本コロムビア移籍後の第1弾シングル。歌手デビューから4年間は日本ビクター(現:JVCケンウッド)の音楽レコード事業部のビクターレコード(現:ビクターエンタテインメント〈二代目〉)に所属していたが、1964年6月5日発売の2枚目のシングル「サチオ君」を除き、これといったヒット曲には恵まれず移籍となった。

ビクター時代はいずみたくがほとんどの楽曲を作曲していたが、コロムビアのディレクター泉明良は、新たに作曲に筒美京平を起用。作詞にはビクター時代からいしだの将来性に注目していた橋本淳を起用する[1]。また楽曲については日本音楽出版(現:日音TBSホールディングス(TBSHD)の音楽出版社)が著作権管理と制作コーディネーション、作品のプロモーションを担当することになり、いしだを歌手として成功させるためのスタッフチームが確立される[1]

本作はGSスタイルのリズムセクションをフィーチャーした和製ポップス調の作品で、ヒットチャートでは最高位18位まで上昇するスマッシュヒットとなり[2]、後に先述の山内恵美子のほか、サザンオールスターズ桑田佳祐原由子などのアーティストにカバーされる。

B面(カップリング曲)の「夢でいいから」は、B面曲でありながら多くのアーティストにカバーされている[2]。そのため、1971年11月に再リリースされた際に「夢でいいから」がA面曲に昇格し、事実上の両A面シングルとなり(レーベルはAB面が修正されたが、レコード品番はオリジナル盤と同一)、更にジャケットも変更された[注釈 2]

収録曲

オリジナル盤および復刻盤
全作曲・編曲: 筒美京平。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「太陽は泣いている」 橋本淳 筒美京平
2. 「夢でいいから」 林春生 筒美京平
合計時間:
1971年11月再リリース盤(「夢でいいから/太陽は泣いている」)
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「夢でいいから」    
2. 「太陽は泣いている」    
合計時間:

収録アルバム

太陽は泣いている
  • GOLDEN☆BEST いしだあゆみ』(#2)
  • 『“極上歌謡曲特盛”シリーズ いしだあゆみ』(#1)
  • 『いしだあゆみ・せれくしょん 〜シングル・ヒッツ&モア〜』(#2)
  • 『筒美京平HITSTORY Ultimate Collection 1967〜1997』(DISC-1・#2)
  • 『筒美京平HITSTORY Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition』(DISC-1・#2)
夢でいいから

山内恵美子によるカヴァー

「太陽は泣いている
センセーション '78」
山内恵美子シングル
B面 涙は紅く
リリース
ジャンル ポップス
時間
レーベル ビクター音楽産業
作詞 橋本淳
作曲 筒美京平
山内恵美子 シングル 年表
笑わせるじゃないか
(1977年)
太陽は泣いているセンセーション '78
(1978年)
凍土シティー
(1979年)
テンプレートを表示

太陽は泣いているセンセーション '78」は、山内恵美子(現・山内絵美子)の楽曲で、6枚目(旧山内えみこ名義から通算して)のシングル。1978年6月25日にビクター音楽産業(現:ビクターエンタテインメント〈二代目〉)より発売された。

本来、このリメイク・カヴァー版は安西マリアに提供される予定だったが、諸事情により山内に提供されることとなった。また、B面収録曲の「涙は紅く」は1970年にリリースされた山本リンダの同楽曲[注釈 3]のカヴァー版となっている。

収録曲

全作詞: 橋本淳、全作曲: 筒美京平。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 編曲 時間
1. 「太陽は泣いているセンセーション '78」 橋本淳 筒美京平 筒美京平
2. 「涙は紅く」 橋本淳 筒美京平 高田弘
合計時間:

その他のカヴァー

太陽は泣いている
夢でいいから
  • 牧村旬子(1968年、8トラ収録)
  • 西城慶子(1969年、アルバム『LOVE 愛のささやき』収録)
  • 可愛和美(1971年、シングル「あなたと私」収録)
  • 中島まゆこ(1971年、シングル「夢でいいから」収録)
  • 伊東ゆかり(1972年、アルバム『ふたたび愛を〜伊東ゆかり・筒美京平 LOVE SOUNDS』収録)
  • 南沙織(1972年、アルバム『早春のハーモニー』収録)
  • 浅田美代子(1973年、アルバム『赤い風船』収録)
  • 麻丘めぐみ(1974年、アルバム『グランド・デラックス』収録)
  • 小林麻美(1974年、アルバム『20才の愛』収録)
  • 浅野ゆう子(1977年、アルバム『ぽつりぽつり』収録)
  • 上野未来(2002年、DVD『さすらいの天使/夢でいいから』収録)
  • ギャランティーク和恵(2007年、アルバム『ビューティフル・アルバム』収録)

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 1971年11月再リリース盤は「夢でいいから/太陽は泣いている」
  2. ^ 「おもいでの長崎」の販促ポスター用に撮影した写真が使われた。
  3. ^ 実際は1968年にリリースされた鍵山珠理の「涙は春に」の異名同曲歌詞曲にあたる楽曲。

出典

  1. ^ a b 榊ひろと『筒美京平ヒットストーリー 1967‐1998』白夜書房 1998年、30頁。ISBN 4-89-367563-X
  2. ^ a b CD-BOX「筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition」 ソニー・ミュージックダイレクト(2013年12月25日、現:ソニー・ミュージックレーベルズブックレット、49頁。



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