多重伝送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/05 02:44 UTC 版)
「マルチパス」も参照 符号間干渉の原因のひとつに多重伝送がある。これは送信機からの無線信号が複数の異なる経路で受信機に届くことを指す。その原因は電波の反射/屈折、大気ダクトや電離層の反射などがある。これらの経路は全て長さが異なるため(また、電波の速度を遅くする現象もあるため)、信号は様々なタイミングで受信されることになる。これによって符号を表す信号が前後で重なって干渉が発生し、符号を正しく検出できなくなる。さらに、多重伝送は信号の振幅と位相を歪め、受信信号の妨げとなる。
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