外装固定式の空中給油用プローブの採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 04:35 UTC 版)
「ミラージュ2000 (戦闘機)」の記事における「外装固定式の空中給油用プローブの採用」の解説
ミラージュ2000は、コクピット前部右寄りに、固定式の空中給油用プローブを固定装備する。このプローブはボルト固定式であり、必要が無ければ外すことも可能である。 コックピット斜め前方に突き出した固定式の空中給油用プローブは空気抵抗を増し、視界を狭めることになり、かつステルス性を減ずることになり最新の戦闘機にしては奇異な装備のように思える。ただし空中給油をしない場合は取り外しが可能で重量軽減に資することになる。また引き込み機構のあるプローブよりも効率的に給油することができる。本来本機は空中給油を必要としない迎撃を目的に開発されており、その場合可動収納式の空中給油用プローブの採用はデッドウェイトとなってしまう。長距離爆撃も想定したマルチロール機として運用する場合は目的に応じて増槽やプローブを装着するといった合理的な設計思想といえる。
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