外国人騎手・元騎手に対する試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 16:07 UTC 版)
「騎手」の記事における「外国人騎手・元騎手に対する試験」の解説
元々、何らかの事情で一度引退した騎手が「一発試験」で騎手免許を再取得し復帰するケースはしばしば存在した。ただこの場合の受験資格は従来明文化されていなかった。これに対し2014年度のJRA騎手免許試験からは、外国人騎手の受験と同時に元騎手が復帰する場合の受験資格も明文化され、「過去にJRAの騎手で、騎手から直接JRAの調教助手または厩務員に転身したもの」以外は原則として試験の一部免除を行わないことになった。 2014年度の試験より、原則として元JRA騎手や外国人騎手については、一次試験のうち騎乗技術の実技試験が省略されるほか(外国人騎手の場合は体力測定も省略)、筆記試験も通常の騎手試験と内容が異なり、元JRA騎手については「競馬関係法規」のみ、外国人騎手の場合は「競馬関係法規及び中央競馬の騎手として必要な競馬に関する知識」のみとなる。また一次試験を日本語ではなく英語で受けることも可能になった。二次試験も外国人騎手については実技試験が省略され、代わりに技術に関する口頭試験が行われる(実質的には一次・二次とも地方競馬の騎手と同等の試験内容となっている)。ただし二次試験は全て日本語で行われるため、実際に試験を受験したミルコ・デムーロは一時騎乗を自粛してまで日本語の勉強を優先させ試験に備えた。
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