変則ルールとしての八方桂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 10:26 UTC 版)
変則ルールの八方桂には、様々なバリエーションがある。最も有名なのは、初期配置の段階から4枚落ちで開始し、代わりに上手の桂馬のみが八方桂の動きとなる。 また、 成桂は、金将と八方桂の両方の動きを兼ねる。 上手は、下手から取った桂馬を打っても八方桂になる。 下手の桂馬は普通の動きで、上手から取った桂馬を打っても八方桂ではなく普通の桂馬である。 というルールになっている。同じ棋力の指し手同士ならば、ほぼ互角に戦えるとされる。 元の駒動き成駒動き八方桂 ★ ★ ★ ★ 桂 ★ ★ ★ ★ 8方向に桂馬の動きができる。 成桂 ★ ★ ★ ● ● ● ★ ● 圭 ● ★ ● ★ ★ ★ 八方桂と成桂の動きを兼ねる。 その他、 八方桂は敵陣に入っても成れず、金将の動きは兼ねられないとする 成った八方桂は通常の成桂とし、八方桂の機能を失う 上手から取った桂馬は、八方桂ではなく普通の桂馬としてしか使えない 下手から取った八方桂は、上手も八方桂として使える 駒を落とさず、先手・後手とも桂馬は全て八方桂として使う などのバリエーションがある。 将棋棋士の坂田三吉・木見金治郎が対戦した八方桂の実戦譜が残存している(棋譜:近代将棋昭和25年8月号参照)。
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