売りつなぎ

デジタル大辞泉

うり‐つなぎ【売り^×繋ぎ】

読み方：うりつなぎ

株式や商品の所有者が値下がりを予想して、損を相殺するために、信用取引や先物取引で同一銘柄を売って利益を出すこと。つなぎ売り。

証券用語集

売りつなぎ

値下がりのリスクを避けるため、現物を保有しながら、信用取引でカラ売りすること。
リスク回避の手段として利用されます。具体的には、(1)取引の関係で保有しているために株を手放しにくい、(2)名義書換に出して手元に株がない、(3)転換社債を株式に転換したり、ワラント（新株引受権）の権利を行使する際の株券を入手するまでに時間がかかる――などのケースに多くみられます。、手持ちの株に保険をかけるようなもので、「保険つなぎ」とも呼ばれます。カラ売りをしておいて、値下がりすれば、買い戻して差額を利潤として受け取ることによって、手持ちの分の値下がり分はカバーできます。逆に、値上がりした場合は、現物を引き渡せば損失を防ぐことができます。「つなぎ（売り）」または「ヘッジ」と言うこともあります。

商品先物取引用語集

売りつなぎ（うりつなぎ）

現物を持っているかまたは現物を買い付けた者が、その値下がりによる損害を防ぐため、先物市場において売りつけることをいいます。これは取引所が果たす保険作用（ヘッジ機能）の一つで、取引所の重要な機能となっています。
反意語：買いつなぎ

Weblio日本語例文用例辞書

「売りつなぎ」の例文・使い方・用例・文例

• 株価の値下がりを防ぐためにとる戦略の一つが売りつなぎと呼ばれる。