壬子の年の迷信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 03:28 UTC 版)
水性が重なることから、「丙午の年には火災が多い」に対して、「壬子の年には水害が多い」という迷信が存在した。江戸時代後期には、曲亭馬琴が、「丙午がそうであったら、壬子の場合も水気が二つ重なるから大洪水が起こるということになるではないか」と述べていた。 ところが、「壬子の年に生まれた男性は気が弱い」という迷信は広まらず、1972年(昭和47年)の壬子は第二次ベビーブームで出生者数は200万人近くに達した。また、1852年(嘉永5年)と1912年(明治45年/大正元年)の壬子では、1852年生まれと1912年生まれの男性が「壬子生まれ」を理由に結婚できなかったという例は見当たらなかったと言われている。
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