塩酸テトラヒドロゾリン
分子式: | ClH C13H16N2 |
その他の名称: | 2-(1,2,3,4-Tetrahydronaphthalene-1-yl)-4,5-dihydro-1H-imidazole・hydrochloride、Tetrahydrozoline・hydrochloric acid、塩酸テトラヒドロゾリン、Tetrahydrozoline hyrdrochloride、塩酸テトリゾリン、Tetryzoline hydrochloride、チジン、チザノール、Tyzanol、Tyzine |
体系名: | 4,5-ジヒドロ-2-[(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン)-1-イル]-1H-イミダゾール・塩酸塩、2-(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール・塩酸塩、テトラヒドロゾリン・塩酸 |
テトラヒドロゾリン
(塩酸テトラヒドロゾリン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/02 06:13 UTC 版)
テトラヒドロゾリン | |
---|---|
![]() |
|
(±)-2-(1-テトラリニル)-4,5-ジヒドロ-1 H -イミダゾール |
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 84-22-0 |
PubChem | 5419 |
|
|
特性 | |
化学式 | C13H16N2 |
モル質量 | 200.28 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
テトラヒドロゾリン (tetrahydrozoline) は、塩酸テトラヒドロゾリンとして目薬や点鼻薬に含まれるイミダゾリンの誘導体である。同様の薬理作用を示す誘導体として、ナファゾリン、オキシメタゾリン、キシロメタゾリン等がある。オーバードースによる毒性がある。
薬理作用
テトラヒドロゾリンは主にアドレナリンα受容体作動薬として作用し、眼の結膜の血管を収縮させる。これは眼への刺激物による充血を抑える効果がある。
また、痔の出血・発赤を抑えるために、一部の坐剤(座薬)に配合されている。
いずれもOTC医薬品に用いられている。
都市伝説
テトラヒドロゾリンにはもし経口で摂取すると下痢を起こすと広く信じられているが、都市伝説である。実際に誤飲すると吐き気、嘔吐、発作、昏睡などに陥る可能性があるが[1]、下痢を引き起こす効果はない。
脚注
関連項目
- 塩酸テトラヒドロゾリンのページへのリンク