塩硝について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 08:22 UTC 版)
塩硝(えんしょう)とは硝石のことを指し、即ち火薬の原料である。山がちで稲作が少ない五箇山では和紙、養蚕の他、塩硝の生産が重要な産業であった。塩硝の原料はヨモギ、蕎麦殻、稗殻、麻などの雑草の他カイコの糞、五箇山の土である。床下に深い穴を掘り、これらを入れて混ぜ、数年かけて土壌分解させた後、精製・抽出工程を経て塩硝ができあがる。五箇山の塩硝は品質がよいことで知られた。それは五箇山の土壌の質が適していたからだと言われる。 塩硝上煮役とは五箇山地域で作られた塩硝を加賀藩に年貢として上納する役職である。
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