基棟王とは? わかりやすく解説

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基棟王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 07:54 UTC 版)

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基棟王(もとむねおう、生没年不詳)は、平安時代初期から前期にかけての皇族桓武天皇の孫。三品葛井親王の子。官位従三位刑部卿

経歴

桓武天皇祖父に持つ二世王であったが四位への直叙はなされず、五位を経て承和6年(839年従四位下に叙せられる。

貞観2年(860年)21年振りに従四位上に昇叙され、翌貞観3年(861年下野権守に任ぜられると、越中守伊勢守清和朝では主に地方官を務めた。

陽成朝に入ると、右京大夫山城権守に任ぜられるとともに、元慶3年(879年正四位下、元慶8年(884年従三位と累進し公卿に列している。元慶9年(885年刑部卿

仁和3年(887年石清水八幡大菩薩宮への奉幣使となるが、東京四条にて落馬して肢体を負傷したために、神宮まで辿り着くことができなかったという[1]。没年は明らかでないが、『公卿補任』への掲載が仁和3年(887年)までであり、この頃没したか。

官歴

注記のないものは『六国史』による。

脚注

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  1. ^ 『日本三代実録』仁和3年4月7日条

参考文献




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