基本相互作用統一の試み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 16:08 UTC 版)
「基本相互作用」の記事における「基本相互作用統一の試み」の解説
今日の場の理論においては、これらの相互作用はゲージ粒子の交換により発生すると考えられている。また素粒子の対称性の研究からこれらの相互作用はビッグバン直後のような超高エネルギー状態においては、その挙動に違いは無くなると考えられた。電磁力と弱い力を統一する理論(ワインバーグ=サラム理論)は実験的に確立された。二つの力を一緒にして電弱力と呼ばれる。更に電弱力と強い力を統一する理論(大統一理論)も研究が盛んに行われているものの、理論によって予言される陽子崩壊等の新現象や、超対称性粒子が実験的に確認されていないために難航している。更に、これら3つの力と重力とを統一した超大統一理論(万物の理論)は実現には程遠い。
※この「基本相互作用統一の試み」の解説は、「基本相互作用」の解説の一部です。
「基本相互作用統一の試み」を含む「基本相互作用」の記事については、「基本相互作用」の概要を参照ください。
- 基本相互作用統一の試みのページへのリンク