城の自然環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 02:15 UTC 版)
南漢山城の全般的な地形は清凉山(497m)を中心に急傾斜になった花崗片麻岩の隆起準平原として主峰である清凉山(497.9m)を中心に北の連珠峰(467.6m)、東の望月峰(502m)と벌봉(515m)、南にいくつかの峰を連結して築いた城である。そして南漢山城の城壁外は急傾斜だが、城の中は傾斜が緩く、花崗片麻岩の隆起準平原で広い丘陵性盆地である。決して緩くない山自体の傾斜が城壁と結合して堅い自然防御線を成す関係で、攻撃する側の立場ではかなり遠く感じられる。それに四六時中水が絶えず、長期間の篭城に有利である。しかし盆地内には高山地帯である関係で河川は微弱で、山城川が唯一の河川でもって浸食谷を成している。そして山頂の急傾斜面に比べて北部山麓には傾斜が下部に行くにつれ緩い山麓緩斜面が発達している。 年平均気温は隣接地域とは高度差により約4度位低い気温差があり、年平均降水量は 1,300mm~1,400mmで、晴れの日の平均日数は約 204日で春と晩秋に多い。山間地域の季節の変化は平地より1~2週遅く春が来、早く冬が来る。
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