地球への帰還方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 05:56 UTC 版)
「アポロ司令・機械船」の記事における「地球への帰還方法」の解説
司令船の重心は中心軸よりもわずかにずれているため、大気圏再突入時には空力により船体をわずかに上昇させようという力が働く。小型反動エンジンを噴射して船体の角度を変えることにより、空力を調整して飛行をコントロールし、着水地点を数マイルの精度で調整することが可能である。機体にはパラシュートが8基搭載されている。まず高度7300mで2基の減速用パラシュートを展開し、速度を201km/hまで落とす。続いて高度3300mで減速用パラシュートが投棄され、3基のドローグシュートがそれぞれメインパラシュートを引き出し、最終的に35km/hまで減速する。パラシュートは仮に3基のうち1基が展開しなくても着水は可能である(アポロ15号では、実際にそのような事態が起こった)。
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