土屋家の刀剣コレクション
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「土浦市立博物館」の記事における「土屋家の刀剣コレクション」の解説
2017年(平成29年)9月現在、土浦市立博物館は旧土浦藩主・土屋家旧蔵の刀剣を85口所蔵している。うち83口は個人コレクターが所有していたもので、刀剣博物館に寄託されていたが、2002年(平成14年)に土浦市が82口を購入、1口を所有者からの寄贈で入手した。刀剣コレクションの入手により、これらを展示する場所や展示ケースが問題となり、博物館の改装に大きな影響を与えることとなった。 コレクションの中には国宝1口、重要文化財4口、重要美術品6口が含まれ、大名家の刀剣資料がこれほどの規模でまとまって現存するのは大変珍しい。「短刀 銘筑州住行弘 観応元年八月日」は、筑紫国の左文字派の刀工・行弘が観応元年(1350年)に作ったもので、行弘の銘が入った刀剣で唯一現存するものとして資料的価値が高く、国宝に指定されている。刀剣コレクションは毎年秋の土浦全国花火競技大会の時期に合わせて一般公開している。
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