園芸的立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 23:25 UTC 版)
模様の形状からは覆輪、掃込、切斑、虎斑、条斑などが区別される。覆輪は縁が、掃込はハケで掃ったように、切斑は中央の葉脈を隔てて半分が、虎斑は中央の葉脈に対して直角に交わる帯状に、条斑は平行脈に対して平行にそれぞれ変色する。 すべての葉や枝が白くなる場合もある。これは斑入りの極端なものであるが、その場合には光合成ができないので、普通は栽培が不可能である。しかし、一部の枝だけにそれが現れた場合や、健康な枝に接ぎ木をすれば栽培できることもある。たとえば、サボテンのヒボタン(緋牡丹、学名:Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichii 'Hibotan')などがある。 なお、日本の古典園芸植物方面では柄物と称してこのような葉変わりを特に重視するため、それらを表現する語彙も多い。具体的には万年青などを参照。特に変わった点として、色が濃くなった部分が生じた場合も斑入りとする例がある。たとえば、葉の縁にそって色が黒っぽく出る場合を紺覆輪(こんぷくりん)という。
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