国際連盟のリーダーシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 18:09 UTC 版)
「エリック・ドラモンド (第7代パース伯爵)」の記事における「国際連盟のリーダーシップ」の解説
ドラモンドは、事務総長の役割を保守的にとらえていた。イギリス外務省でドラモンドが行っていたやや地味な役割は、そのまま事務総長の地位に引き継がれた。ドラモンドは、政治的な存在感を持つ人物ではなかったので、事務局を自分の個性を反映したものにしようとはしなかったのである。 ドラモンドは、国際連盟の管理部門の構築に着手した。ドラモンドは国際連盟の上級職への任命に際しては、リスクを冒さず、自国の政府を支持するメンバーのみを任命し、有力国のメンバーのみにその地位を与えていた。 ドラモンドは、様々な問題に細心の注意を払い、自分の立場を非常に真剣に考えていると評価されていた。ドラモンドは、自分の机に来たものは全て読み、様々な問題を議論するために定期的に会議を招集した。この会議は、国際連盟の事務総長となったことでコンタクトを取ることがでるようになった様々な政府のメンバーと行われることが多かった。このようにしてドラモンドは、各国の政府や非政府組織からの機密情報を知るようになり、世界中の様々な政治家から信頼される人物となっていった。
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