四所神社 (徳島市)とは? わかりやすく解説

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四所神社 (徳島市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/25 00:31 UTC 版)

四所神社
所在地 徳島県徳島市福島2丁目3-34
位置 北緯34度4分19.4秒 東経134度34分10.9秒 / 北緯34.072056度 東経134.569694度 / 34.072056; 134.569694 (四所神社 (徳島市))座標: 北緯34度4分19.4秒 東経134度34分10.9秒 / 北緯34.072056度 東経134.569694度 / 34.072056; 134.569694 (四所神社 (徳島市))
主祭神 武甕槌命斎王天児屋根命比売神
社格 旧郷社
創建 807年大同2年)
例祭 7月8日7月9日10月27日10月28日
地図
四所神社
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四所神社(ししょじんじゃ)は、徳島県徳島市にある神社である。とくしま市民遺産選定。

概要

四所神社の起源は大同2年(807年)と云われている(詳細は伝承で)。徳島市中五社のひとつ。

古くは四所明神・四所大明神と称し、現在でも福島の明神さんとして親しまれている。

「四所神社には蛇が住んでいる」という言い伝えがあったが、その詳細を知る人はおらず、伝承が失われる寸前であった。近年発見された古文書から、出雲大社の御神宝、龍蛇神が二体祀られていることが発覚した。

天明8年(1788年)、出雲大社から徳島藩へ龍蛇神が納められた。徳島藩はこれを畏み、四所神社に納めた。以後は参勤交代の際に、藩主が乗る御座船に祀って御祈祷を行った。

その2年後の寛政2年(1790年)、阿波水軍総大将の森甚五兵衛が、出雲から持ち帰った龍蛇神を四所神社に納めた。以前藩主から納められた龍蛇神は男で、この度のものは女であることから、夫婦が揃いまことに不思議なことだ、と『続阿波国徴古雑抄』に記されている。

これを受けて、令和6年(2024年)には龍蛇神祭が斎行された。

神社前にはこの地で育った小説家海野十三文学碑が建てられている。海部ハナゆかりの神社としても知られる。

祭事

境内

伝承

昔、徳島市津田町の沖合に亀島と呼ばれる島が存在し、島内にある祠には二頭のシカが飾られていた。ここに毎日お参りに訪れていた老夫婦の夢に神様が現れ、「シカの目が赤くなったら島が沈むので、シカを連れて逃げなさい」と言った。この話を聞いた若者がいたずらでシカの目を赤く塗った為、老夫婦は急いでシカを船に乗せて逃げた。しかしその晩、本当に大津波が島を襲い島は沈んでしまった。その後、老夫婦は自分たちを救ってくれたのはシカのおかげだと思い、シカを神社に祀ったのが四所神社の起こりだと云われている[1]

市中五社

交通

脚注

  1. ^ お亀磯伝説 シカ津波から夫婦守る”. 徳島新聞 (2008年6月16日). 2010年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月11日閲覧。

関連項目

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