商業的に成功を収めた最初のタイプライター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:27 UTC 版)
「タイプライター」の記事における「商業的に成功を収めた最初のタイプライター」の解説
商業的に成功を収めた最初のタイプライターは、ミルウォーキーのクリストファー・レイサム・ショールズらが1867年に発明したものだが、ショールズ自身はこの機械が気に入らず、推奨することさえ断っている。その特許(79,265号)は Densmore and Yost が1万2000ドルで買い取り、E・レミントン・アンド・サンズ(当時はミシン製造で知られていた)に製造を依頼し、Sholes and Glidden Type-Writer として発売した。"typewriter" という用語はこのとき初めて生まれた。レミントンのタイプライター生産は1873年3月1日に開始された[要出典]。キー配列はQWERTYであり、それがこの機械が商業的に成功した原因だった[要出典]。そして、QWERTY配列は他の業者にも徐々に採用されていった。 このタイプライターは水平な紙に対して下から上にタイプアームが打ち付けて印字するようになっていたため、タイピングしている人からは印字された文字を確認できなかった。初期のキーボード・タイプライターでは印字したものが見えないという問題がよくあり、キャリッジ・リターンで紙がスクロールされて初めて印字した行が見えるようになっていた。このような配置にしないと打った後のタイプアームが元の位置に戻ることを保証できなかったためである。その後、巧妙な機械設計によって印字した文字が即座に見えるようなタイプライターが登場し、"visible typewriters" と呼ばれた。例えば1895年のオリベッティ製のタイプライターなどがある。印字が見えない古い形のタイプライターは1915年ごろまで生産されていた[要出典]。
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