哲学史としてのヨーロッパ哲学史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 19:34 UTC 版)
「哲学史」の記事における「哲学史としてのヨーロッパ哲学史」の解説
哲学は、古代ギリシア以来、人が自然の驚異や人の生病老死や喜怒哀楽に出会い、生の不条理に疑問を感じるところ、至る所にあるとされて、歴史を重ねてきた。とはいうものの、この「古代ギリシア以来」という言い方も実は西洋的、もっと細かく言えばヨーロッパ的なものであり、哲学史と呼ばれているものの、実質は西洋哲学、ヨーロッパ哲学の歴史に他ならない。 しかし同時に、「西洋にあっては知による知の根拠づけとも言うべき哲学の長い伝統があり」、「文明史的観点から西洋哲学を相対化することは可能であるし、場合によって必要であるものの、ロゴス(言葉、理性)の運動を極限まで押し進めるという徹底性は他の思想伝統には見られない特質であって、安易な批判や超克こそむしろ警戒されるべきである」。
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