和鋏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 02:55 UTC 版)
日本の和鋏は古代ギリシャに起源をもつU字形で中間がばねになったはさみ(ギリシア型)である。 日本へは中国を通して伝わったと考えられており、古墳からの出土例もある。鶴岡八幡宮には源頼朝が後白河法皇から賜ったはさみが遺されており、北条政子が使用していたと伝わるはさみである(髪の毛を切るためのはさみと考えられている)。 ギリシア型のはさみが現代まで広く生産・使用されているのは日本のみである。だが日本でも洋鋏が主流となっており和鋏が使用されるのは糸切り鋏や飴細工用など限定された用途である。 握り鋏は使用していない時にはばねの力で刃は開いているが、安全のため先端の刃の部分を閉じた状態で覆うキャップやカバー付きのものも存在する。
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