和田岬砲台とは? わかりやすく解説

和田岬砲台


和田岬砲台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 01:58 UTC 版)

和田岬砲台

和田岬砲台(わだみさきほうだい)は、神戸市兵庫区にある砲台跡。国指定の史跡である。

和田岬の先端近く、三菱重工業敷地内に残る。勝海舟の設計で1863年文久3年)着工、1864年(元治元年)完成。工費2万5千両。当時徳川幕府は同時に神戸の川崎、舞子和田岬西宮香櫨園今津淡路島松帆に同型の砲台を建設したが、現存するのは和田岬と香櫨園(西宮砲台)のみ。実戦には使用せずに終わる。「臼砲台」「石堡塔」と呼ばれていた。

現在は三菱重工業神戸造船所内にあるため、一般公開時以外は予約が必要である。

歴史

  • 1863年(文久3年)勝海舟の設計により徳川幕府が建設、の嘉納次郎作が工事請負、着工。
  • 1864年(元治元年)完成。
  • 1921年(大正11年)兵庫県史跡第1号に指定[1]
  • 1925年(大正15年)屋根及び内部の大修理実施。
  • 2009年(平成21年)内部・外部周辺大修理[2]
  • 2014年(平成26年)平成の大修理が完了。

構造

外郭部は塩飽諸島御影石による石造、内部は神戸布引鉄拐山ケヤキ材を使用した木造2階建て。当時は周囲に星型土塁が築かれていた。また内部には砲身冷却用の井戸がある。高さは約6間、周囲約21間。

交通アクセス

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ "和田岬砲台". 三菱重工業. 2012年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月25日閲覧
  2. ^ 史跡和田岬砲台「平成の大修理」の開始”. 神戸市 (2009年12月3日). 2009年12月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年2月25日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯34度39分8.5秒 東経135度11分5.6秒 / 北緯34.652361度 東経135.184889度 / 34.652361; 135.184889




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